こんばんは。
約2週間ぶりのクライブでございます。
実は先月半ばに気になる情報が入ってきまして、以前から気になっていた1990年の香港にあった九龍城砦を再現したゲームセンター「ウェアハウス川崎店」さんが今年、11月17日をもって諸事情により閉店をするということでした。
以前から気になっていたものの、なかなかタイミングが合わず1度も行けていなかったため、この3連休の土曜日に初めて潜入してまいりました。
外観がすでにほかの建物とは違う雰囲気を漂わせています。
入り口は重厚な扉でふさがれており、生々しい空気です。
ゲームセンターであることを知らなかったら、入るのをためらってしまいます。
入り口の通路を抜けた先にある進入不可の先は、1階奥の駐車場へと続いています。
一部がピンボケしていますが、エスカレーターで2階へ…
ちなみにエスカレーターも錆塗装が施されており、壁には淋病や梅毒といったポスターが貼ってあります。
2回に到着しました。
もはや、ゲームセンターとは思えないほどの完成度です。
営業終了の情報を聞いて足を運ぶ人も多いのでしょう。
撮影している人がすごく多かったです。
なかには一眼レフを首から下げている人も10人くらい見かけました。
素晴らしいロケーション…
ゲームに興味がない方も一度は見ていただきたいです…。
肝心のレトロゲームコーナーですが、こちらもマニアなら狂喜乱舞できるものが…
プレイはできないものの、この筐体が実機稼働している姿は今の時代なかなかお目にかかれません。
こちらはピンボール「Sopranos」
稼働していなかったのが残念です…
ちなみに余談ですが、私はピンボールの台だとマーズアタックが好きだったりします。
話を戻して、2階の男子トイレ。
入り口からして既にやばい雰囲気です。
「小心地滑」ですが小心は注意の意みたいです。
地滑はそのまま滑るよってことでしょうね。
男子トイレの内側です。
こちらも鏡の劣化具合や石けんなど、時代を感じる作りです。
お手洗いから出て、UFOキャッチャーエリア内の柱。
なにやら当時の九龍城砦で張られていたと思われる水商売関連のポスターが。
こちらは皮膚病や淋病、梅毒などの病院関連のポスターですね。
九龍城砦では、飲食なども含め性的なサービスでも衛生面の管理が悪かったようなので、感染症などの被害が多かったのでしょう。
こちらは2階にあるお客様向けエレベーター。
防犯カメラまでもが当時の汚れなどを催した布で覆われており、セットの世界観を崩さないように配慮されています。
2階の貨物専用エレベーター前です。
パイプの処理などもぬかりなく、徹底的に赤錆加工がされています。
レトロゲームコーナーの一角です。
スペースハリアーやアウトランのDX筐体が置かれており、現役でプレイすることができます。
こっちには懐かしいテーブル筐体の平安京エイリアンも…
3階の上部分から写真を撮ってみました。
どこを見ても完璧に九龍城です。
割れた窓ガラスや、あちこちに干されている衣類、そして無造作に伸びた植物など、言葉にできない世界観がそこにはあります。
今にも人が出てきそうな気さえします。
奥の小さな部屋には、ブラウン管の小さなテレビなども置かれており、当時の生活感が惜しみなく再現されています。
ファイナルファンタジーの世界に入り込んだかのような気持ちになりました。
日本ではスラム街ほど治安の悪い場所を見かける機会はありませんが、海外、それもアジアのスラム街はこのような狭い空間で生活をしていたのかと感じました。
しっかりと再現された九龍城を堪能した後、私は…
UFOキャッチャーでお菓子をせしめ、キズナアイちゃんのぬいぐるみをGETして無事に地元へ帰還しました。。。
冒頭にも記載しましたが、この素晴らしい最早アトラクションともいえる電脳九龍城があるウェアハウス川崎店は、2019年11月17日を持って閉店となってしまいます。
また、18歳未満の方は保護者同伴でも入店することができないなどの制約がありますが、興味がある方は閉店までに一度立ち寄って見てはいかがでしょうか。
ゲームセンターなので入場料無料で見学することができますよ。
それではまた。